仏壇には何をお祀りするの? 

位牌のお祀りと御本尊をお祀りするためです。

 実際に仏壇をすでにお祀りされている方であれば「仏壇はご先祖様をお祀りするもの」「亡くなったお父さん、お母さんをお祀りするもの」という答えが返ってくるかもしれません。具体的には位牌をお祀りするということです。

 その答えが正解のひとつです。自分にとって大切なご家族が亡くなられた時、お仏壇があると随分と慰められます。また、仏壇の前に座れば亡くなられた方と無言の会話を交わすことができます。それは大切な時間です。

 阪神大震災の時に、多くの人は位牌を持って家の外に飛び出しました。それは位牌が亡くなられた方そのものであり、一緒に生活を送っている人だからです。

 怪談話で有名なラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は仏壇のことを「ゴースト・ハウス」と訳しました。西欧の人から見れば仏壇は亡くなった人たちの霊が息づく不思議な場所です。

 もうひとつの回答は自分の宗派の本山や菩提寺と同じご本尊様をお祀りする場所としての仏壇です。

 ですから仏壇を買われると必ず位牌とご本尊を購入していただくことになります。
 仏壇にはあなたの家の宗派が定めるご本尊やお位牌の他に、あなたの信仰する仏や菩薩・明王などをお祀りすることができます。但し、宗派によっては仏壇にご本尊以外の仏像をお祀りしてはいけないとする場合もありますので、注意することが必要です。

 また、自分の信仰する仏や菩薩・如来がお仏壇の中にお祀りできないという場合には、小型の厨子に仏・菩薩・如来をお祀りし、ご自分のお部屋にお祀りしてみてはいかがでしょうか。