• 金仏壇の大半は伝統的なデザインの仏壇です。
  • 金仏壇は漆や金箔などで仕上げられた仏壇のことです。
  • 黒色の塗料は漆以外にカシュー塗料や化学塗料も使われています。
  • 材料の内容と加工方法・産地によって価格の違いが生まれます。
  • 最高級品は伝統工芸品と呼ばれる製品で、その産地は通産大臣や都道府県知事によって伝統工芸産地として指定されています。
漆や金箔のような材料を使った仏壇のことを
金仏壇(きんぶつだん)と呼びます
 金仏壇は日本の伝統的な漆工技術をもとに製作される御仏壇で、漆黒に金箔が輝く美しさが特徴です。

 金仏壇には様々なデザイン様式があります。この様々なデザイン様式は地域の伝統が生み出したものです。現在、日本には通産大臣が指定する伝統工芸品に認定された金仏壇産地が十七ありますが、これらの産地で製造される金仏壇のデザインは地域ごとの特徴を持っています。(山形・三条燕・新潟・長岡・飯山・金沢・七尾・尾張・三河・彦根・京都・大阪・広島・八女福島・鹿児島川辺) また、これらの産地以外にも富山、美川、福井、郡上八幡、三重高田派、姫路などのデザインに特徴のある仏壇もあり、それぞれの地域で職人が伝統工芸の技術を駆使した金仏壇を製作しています。

 金仏壇は使われる素材や加工方法により、大きな価格の違いが生まれます。

 金仏壇の木地素材、漆塗りの方法、金具の製法、蒔絵の技術方法、組立仕上げの方法などの違いが、その価格差を生み出すことになります。ですから、疑問の点はお気軽にお聞き下さい。

 一例を挙げますと、金仏壇は漆塗りを基本としていますが、実際には漆以外の素材が使われることもあります。また、漆塗りの善し悪しは下地(お化粧で言うところのファウンデーション)によっても違ってきますが、その下地の素材や加工方法にも多様な技術があります。

 いずれの素材や技術も、長く製品を使って頂くために開発改良を重ねたもので、品質保証のできるものですが、金仏壇を購入される場合には、その金仏壇が製造される過程や素材、加工方法などについてもお気軽にご質問下さい。納得ゆくまでご説明申し上げます。

 最高級の金仏壇は、木地に檜やヒバなどの銘木を素材を使用し、伝統的な漆工技術(塗りや蒔絵)、木彫・木工技術(欄間彫刻や宮殿組)、金工技術(錺金具)を駆使して製作されたもので、伝統工芸の粋ともいえる作品となります

どうして価格がこんなに違うの? 
材料・技法・産地の違いが価格差を生む
 金仏壇は本来、漆と金箔で仕上げられた仏壇のことなのですが、同じ様に見える金仏壇でも随分と価格の違いがあります。

 例えば約60センチ幅の金仏壇で1000万円を越えるものがあります。同じサイズで数10万円の製品もあります。一体どこが違うのでしょうか。

 仏壇店でそうした製品を御覧になられたら、是非、何故価格が違うのか聞いてみてください。

 一般的に言えば、使われている材料、技法、そして産地によって価格が違ってきます。

 考えても見て下さい。漆器のお椀五客で数10万円するという製品は珍しくなく、お椀に比べれば随分と大きな仏壇、それも伝統的な技法で仕上げられた仏壇は高くて当たり前です。

 例えば漆ではなく漆に代わる塗料を使用した場合は随分と価格の差が出ます。

 木地に檜を使用した場合と合板を使用した場合も価格の差となります。

 金箔に含まれる金の純度によっても価格は違ってきます。

 そして、その仏壇が作られた産地、国内のどこで作られたのか、あるいは中国やベトナムといった産地で作られたのかということも価格差となります。