唐木仏壇の材料で確認してみること  使われている材料で価格が違う
唐木仏壇の場合には次の点を確認してみてください。

(1)材料の正式な名称と産地。
例えば同じ紫檀でもタイやラオスで産出された本紫檀と、アフリカ材で紫檀に似たパオロッサでは価格が違ってきます。こうしたことは唐木材料と国産銘木全てについて言える事です。欅でも本物の欅と似たような木目を持つ材料とでは随分と価格が違います。欅の場合には「欅のような」欅仏壇もあります。
ただし、大半の仏壇店はこうした材料の内容まで確認していないことが多く、もし価格差を含めて商品の内容を説明できるお店があれば信頼してもよいでしょう。

(2)材料の厚み。
厚切りした材料を使った場合(練り加工)と、紙のように薄くスライスした材料を使った場合(突板加工)では当然価格が違ってきます。

(3)木目の確認。
国産銘木の場合、木目の出方によっても価格が違ってきます。高級品の場合は仏壇の正面の戸板の四枚が連続した木目であったり、同じような木目であったりします。ここから同じ木材から取られた材料を使用していることが分かります。同じ材料から取られた方が高級であるとは言い切れませんが、作り手の心配りがこうした所に表れます。欅や屋久杉の場合、玉杢や如輪杢といった独特の木目を戸板正面に見ることができる場合もありますが、これらは高級な材料です。

(4)「桜」という商品名の場合の内容。
単価の安い唐木仏壇の中には一見すると唐木仏壇のように見えながら実は本物の唐木材料や国産銘木を使用していない仏壇もあります。皆さんのお宅の家具の中にも、木目を印刷した合板を使用したものがあると思いますが、仏壇もビニールに木目を印刷して張り付けたものや、白木地に直接木目を印刷した合板を使用した仏壇もあります。こうした材料を使うことで、より多くの方々に仏壇をお買い求め頂く低単価の仏壇ができるようになりました。

 また白木地を赤系統に着色した仏壇も多くみることができます。以上のような仏壇は総称して「桜」と呼ばれますが、やはり低単価でお求め頂ける製品です。

金仏壇の材料で確認してみること  材料と技法で価格が違う
金仏壇の場合には次の点を確認してみてください。

(1)塗料が漆であるかカシュー塗料であるか化学塗料であるか。
当然、天然の漆を手塗りしたものが最も高級になります。興味のある方は下地についても聞いて見て下さい。下地というのはお化粧でいえばファウンデーションでとても重要なものです。この下地にどのような材料を使っているのか、すぐに返事が返って来る仏壇店はプロです。ちなみに現在の下地塗料の大半は化学塗料です。


(2)木地が天然の桧や松か合板か圧縮ボードか。
合板を使うことは悪いことではない。壊してみないと分からないほど金仏壇に使われている材料は多様化しています。天然の桧や松を板材として使用することが最高なのかと言えば、材木が反る、塗った後に塗料が縮むなどの問題もあり、余程乾燥させた材料ならばともかく、大半の仏壇に合板が使われていることは品質の保持のためにも仕方がないことです。逆に合板なんて全く使っていませんという商品の場合は疑ってみましょう。そうした仏壇は相当高額であり、通常はどこかで必ず合板を使っているはずです。

(3)金具が手作りか工業製品か。
工業製品の金具の方が大半は見栄えがいい。手作りの金具よりも工業的に作られた製品の方が大半は見栄えもよく、単価も安いものです。この仏壇には手作りの金具しか使っていませんという場合はそのお店のことを疑ってみても良いと思います。ただ、最近では中国から単価の低い手作りの金具も輸入されています。

(4)金箔の品質。
仏壇店の知識の実力が如実に現れる。金箔は製法と金の含有量によって価格が違ってきます。製法や含有量は専門的になるのでここでは省略しますが、仏壇店の知識の差がはっきりとでるところです。

以上の点について仏壇店に聞いて見て下さい。