銘木仏壇

欅・桑・屋久杉といった日本の銘木材料を使用した仏壇を銘木仏壇または和木仏壇と呼びます。
日本の気候風土にあった、すっきりとしたデザインの仏壇となります。
仏壇ばかりでなく、厨子の材料としても使われます。 東京・大阪と静岡・徳島が大きな産地です。

銘木仏壇
 仏壇には欅や桑、屋久杉といった日本で産出される銘木も使用されます。これらは工芸材料の代表的なものであると 同時に、日本の伝統的家屋の材料としても使われてきました。
日本にはたくさんの樹木がありますが、欅・桑・屋久杉などが特に選ばれる理由は、木肌や木目の美しさにあります。ですから国産銘木仏壇を選ぶ時には木肌や木目をよく見比べて選ぶことが大切です。
欅は皆さんのお宅の側のお寺の境内や神社の神域でも見ることができるはずです。東京ですと原宿から伸びる表参 道の欅の並木道が有名です。仏壇に使われる欅はこうした平地で育つ欅ではなく山中で育つ欅です。欅は堅牢で美しい
木目を持ち多くの人に好まれている材料です。
桑は江戸指物でよく使われてきた材料で、伊豆諸島で産出された桑が特に珍重されてきました。屋久杉は薩摩半島(鹿児島県)の南に位置する屋久島で産出される材料で、世界文化遺産にも指定されています。 そのかぐわしい香りと明るい木目が特徴です。
唐木材の産地については、同じ紫檀でもタイやラオスで産出された本紫檀と、アフリカ材で紫檀に似たパオロッサで
は価格が違ってきます。こうしたことは唐木材料と国産銘木全てについて言える事です。
また、国産銘木の場合、木目の出方によっても価格が違ってきます。国産銘木の場合木目は特に大切です。高級品の場合は仏壇の正面の戸板の四枚が連続した木目であったり、同じような木目であったりします。ここから同じ木材から取られた材料を使用していることが分かります。同じ材料から取られた方が高級であるとは言い切れませんが、作り手の心配りがこうした所に表れます。
また、欅や屋久杉の場合、玉杢や如輪杢といった独特の木目を戸板正面に見ることができますが、これらは高級な材 料です。